京都大学iPS細胞研究所 特別イベントを開催しました

日本IDDMネットワークは、2026年7月31日、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と共催で
1型糖尿病の根治研究を知る 京都大学iPS細胞研究所 特別イベント」を開催しました。
京都大学iPS細胞研究所 副所長・長船健二教授に、「iPS次世代型スマート膵島」の研究についてご講演いただき、後半は研究所見学ツアーを実施しました。
iPS細胞研究所 研究棟外観   写真提供:京都大学iPS細胞研究所

本イベントには、関西各地に加え、関東や中部・北陸からもお越しいただき、42名の方にご参加いただきました。募集開始から約1週間で定員が満席となるなど、iPS細胞研究への高い関心がうかがえました。

イベント後のアンケートでは、
 「説明は分かりやすかった」95%、
 「iPS細胞研究所へのイメージが変わった」91%、
 「今後もこのようなイベントに参加したい」100%
と、高い満足度をいただきました。
また、寄付をはじめ、「研究の情報発信」「イベントへの参加」など、それぞれの立場で研究を応援したいという回答が多く寄せられ、研究を身近に感じていただくとともに、研究を支える仲間の輪を広げる機会となりました。

「iPS次世代型スマート膵島」研究を知る

長船教授の講演では、
・1型糖尿病とはどのような疾患なのか
・現在の治療の課題
・iPS細胞を用いた次世代型スマート膵島とは
・研究が現在どの段階まで進んでいるのか
・今後の実用化に向けた展望
などについて、長船健二教授より分かりやすくご説明いただきました。

活発な質疑応答

講演後には質疑応答の時間を設け、多くの質問が寄せられました。
・免疫抑制剤が必要なくなるというのはどういうことか
・移植手術は具体的にどのような負担があるのか
・臨床試験の参加にはどういったプロセスがあるのか
など、長船教授からは、一つひとつ丁寧にご回答いただき、研究の現状だけでなく、研究にかける想いについてもお話しいただきました。

参加者から研究者へメッセージボードを贈呈

イベントでは、全国から寄せられた応援メッセージをまとめたメッセージボードを、参加者代表より長船教授へ贈呈しました。
 「研究を応援しています」
 「iPS細胞の未来に期待しています」
 「ぜひ治る未来を実現してください」
など、多くの温かいメッセージが寄せられたボードは、現在研究室に飾っていただいています。

研究所見学

講演終了後は、抽選で選ばれた参加者が研究所見学ツアーへ参加しました。
長船教授の研究室では、研究チームの方が直接ご案内をしてくださり、どのような設備や環境のもとで日々の研究に取り組まれているのかを伺いました。
iPS細胞研究所のオープンラボという開放的な環境についても、創設者山中伸弥教授の思いが感じられる設計となっており、「研究員同士のコミュニケーションがしやすい」「他の研究チームとも顔を合わせられる動線を」といった考えに基づいて作られていることを知りました。
普段見ることのできない研究現場を訪れ、研究者の皆さまが日々研究に取り組まれている様子を間近で見学することができました。
iPS細胞研究棟内4階のオープンラボの様子   写真提供:京都大学iPS細胞研究所

ご参加者の皆様の声

今回の参加理由としては「研究の最前線を知りたい」「研究者の話を直接聞きたい」「普段は入ることのできない研究施設を見学したい」といった期待の声が多く寄せられていました。

イベント後のアンケートからは、

 「将来に希望が持てた」
 「1型糖尿病が治る未来を具体的に感じられた」
 「研究者の皆さんの情熱や努力を実感できた」

など、研究の現在地を知ることで未来への期待が深まったというご感想をいただきました。

また、「研究をもっと応援したい」「研究者を増やしてほしい」といった声や、
「子どもの未来につながると感じた」「家族として希望を持つことができた」など、ご本人やご家族それぞれの立場からも多くの感想が寄せられました。

本イベントは、普段直接交流する機会の少ない研究者と、1型糖尿病とともに生活する方や家族、そして研究を応援する方々をつなぐ貴重な機会となりました。

最後に

今回のイベントを通して、多くの方が研究の最前線に触れ、研究者との対話を通じて、治る未来をより身近に感じていただけたのではないかと思います。
日本IDDMネットワークでは、これからも研究者と支援者をつなぐ機会を大切にしながら、1型糖尿病の根治を目指す研究を応援してまいります。
長船教授をはじめ、京都大学iPS細胞研究所の皆さま、ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

本イベントでご紹介した「iPS次世代型スマート膵島」の研究は、現在、2つの方法で研究資金を募っています。
一日でも早く研究を実用化へつなげるため、引き続き温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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