【ゲノム編集技術を用いた自己免疫機能の改変による自然発症1型糖尿病モデルブタの開発】自治医科大学へ「循環型研究資金」による支援

2021年08月24日


当法人は、1型糖尿病の根絶に向けた研究開発への「循環型研究資金」による委託事業契約を自治医科大学と締結することとし、8月23日、自治医科大学において贈呈式と記者会見を行いました。

「循環型研究資金」は、研究成果により当該研究機関が対価を得た場合は、日本IDDMネットワークが提供した資金を上限にその研究資金が当法人に還元されるというものです。
研究資金の循環を創りだす取り組みは、順天堂大学、徳島大学、名古屋大学に続き4例目となります。

【研究について】

IDDMicon テーマ:
『ゲノム編集技術を用いた自己免疫機能の改変による自然発症1型糖尿病モデルブタの開発』

IDDMicon 研究者:自治医科大学医学部先端医療技術開発センター動物資源ラボラトリー 准教授 谷原史倫

IDDMicon 研究資金:
400万円(200万円/年を2年間継続)

IDDMicon 研究概要:
身体の大きさや構造がヒトに近いといわれるブタで、遺伝情報を簡便に書き換えるゲノム編集という技術を用いて1型糖尿病モデルブタの作出を目指します。方法としては、自己免疫に関連するPD-1遺伝子およびPD-L1遺伝子を標的とし、ゲノム編集によりこれらの遺伝子をブタの体外受精卵で同時に改変します。次に、この体外受精卵を仮親となる雌ブタに胚移植することで子ブタを作出します。生まれた子ブタで自己免疫疾患の一つともいえる1型糖尿病が引き起こされることを期待しています。本研究により、世界初となる1型糖尿病モデルブタの系統が樹立されれば、そのモデルブタを使用することで1型糖尿病の治療薬の研究や試験研究の幅が広がり、1型糖尿病の克服に貢献することが期待できます。