「”バイオ人工膵島量産化2035”募金」は、2035年までにバイオ人工膵島を希望する全ての患者に移植することを実現するための資金をまとまった金額(1口100万円)でご寄付いただくものです。

「治るよ」って言ってあげられなかった。
私たち患者家族が「治るよ」って、言ってあげられる時を、バイオ人工膵島移植“膵島補充療法”で日本で実現するためにご寄付を募っています。

これまで、日本IDDMネットワークではバイオ人工膵島移植の実現のために、4億3520万円(2025年10月末現在)の研究費支援を行ってきました。
【このプロジェクトの全体概要はこちらをご覧ください】
https://japan-iddm.net/japanprotocol2025/
その最初の目標であった2025年の日本での人への移植は困難となりましたが準備は進んでいます。日本初の膵島移植医である松本慎一先生は「すでに、解決の道のりは見えている。あとは資金である」と語られています。
2035年までに希望する全ての患者がバイオ人工膵島移植を受けられる日を何としても実現するために今回は、AI(人工知能)スマートロボットによる移植用膵島の量産化のためのご寄付を募っております。
総額 3800万円
-1年目 2025年9月~2026年8月 2040万円
-2年目 2026年9月~2027年8月 1760万円
1年目 2040万円の使途
①医療用ブタ購入費 480万円(6回分)
②膵島分離費用 1200万円(6回分)
③AIエンジン開発費用 360万円
2年目 1760万円の使途
①医療用ブタ購入費 400万円(5回分)
②膵島分離費用 1000万円(5回分)
③AIエンジンライセンス料 360万円
行程表(ロードマップ)
| 2025年 | 神戸大学でバイオ人工膵島の量産化研究 |
| 2027年 | ・日本でバイオ人工膵島臨床試験開始 ・神戸大学でAIスマートロボットによる膵島分離実施の手順書(膵島生産プロトコール)完成→AIスマートロボットによるバイオ人工膵島製造開始 |
| 2030年 | AIスマートロボットが製造したバイオ人工膵島の臨床試験開始 |
| 2033年~2035年 | 希望する全ての患者が糖尿病内科のある外科外来で日帰りでバイオ人工膵島移植を受けられる。 |
日本でのバイオ人工膵島移植のゴール(目標:2033~2035年)に向けて、今、必要とされている研究費を届けるため、引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。
○ ご寄付のお願い金額:1口100万円(合計1000万円)
○ 研究助成先:神戸大学大学院医学研究科
ご寄付の検討にあたって、リクエストがございましたら、より詳しい研究内容や施設の様子など、お電話やオンラインで、このプロジェクトリーダーであるお二人の医師からご説明いたします。

松本慎一
神戸大学客員教授、一般社団法人医療用ブタ開発機構代表理事
日本IDDMネットワークでは、「バイオ人工膵島移植ジャパンプロトコール2025基金」を立ち上げ、バイオ人工膵島移植実現のために国内の様々な研究機関へ4億円を超える支援を行ってきました。
2025年には、私が長年携わってきたカプセル化ブタ膵島移植の治験が米国イリノイ大学で開始されました。また、京都大学ではiPS細胞由来膵島移植が開始され、徳島大学では自家脂肪細胞由来膵島移植の医師主導治験の患者登録が開始されました。まさに、2025年は1型糖尿病根治元年となるでしょう。
バイオ人工膵島移植を本当に必要な患者さんすべてに届けるためには、バイオ人工膵島の量産が不可欠となります。
バイオ人工膵島の量産のため私は、一般社団法人医療用ブタ開発機構を立ち上げ、医療用ブタ量産を目指しています。また、2025年には神戸大学とAI企業であるArithmer社とともに、膵島分離の自動化プロジェクトを開始しました。熟練者の手作業である膵島分離をAIロボットにさせることで、量産を可能にするプロジェクトです。
2004年に初めて膵島移植を日本で行い、1型糖尿病患者さんがインスリン注射から解放される未来を実感しました。
バイオ人工膵島を必要な患者さんすべてに届けるための”バイオ人工膵島量産化2035”募金にご協力をよろしくお願いします。

浅利貞毅
神戸大学大学院医学研究科特命教授
人から人への膵島移植・膵臓移植は、1型糖尿病に対する根本的な治療法として保険適用となっています。しかし、臓器提供者の不足、免疫抑制剤の副作用や経済的な負担、そして移植医療の採算性の低さなどから、治療を必要とするすべての患者さんに行き渡っていないのが現状です。
私は消化器外科医・移植外科医として、若年から高齢の患者さんまで多くのご相談を受けてきました。血糖コントロールが難しく、食事だけでなく学業・仕事・結婚・妊娠・育児・老後まで、人生のあらゆる局面に不安を抱える方々がいます。中には「移植が受けられないなら、もう生きる希望が持てない」と涙を流す患者さんもおられました。移植医療は患者さんの生活の質を劇的に改善し、寿命を延ばす力を持っています。しかし、限られた臓器提供数のもとでは、希望するすべての方に提供することができません。私は医師として経験を積む中で、本当に良い治療とは「多くの人に届き、社会に根づく治療」であると強く感じるようになりました。
私たちが開発している「バイオ人工膵島補充療法」は、こうした課題を根本的に解決できる可能性を持っています。現在、試作品の開発を終え、動物実験で有効性と安全性を確認しています。今後は、厚生労働省が定める品質・有効性・安全性の基準を満たし、安定的に大量生産できる製造システムを構築することが目標です。そのため、神戸大学、神戸医療産業都市推進機構、医薬基盤・健康・栄養研究所、そして企業(Arithmer社など)と連携し「膵島分離専用AIスマートロボットの開発」を進めています。
医療用ブタを用いた「異種移植」は、米国を中心に臨床導入が始まっています。
日本でもこの動きを加速させ、「すべての1型糖尿病患者をインスリン注射から解放する」ことを最終目標としています。新しい「バイオ人工膵島補充療法」が、多くの患者さんの希望となるよう、皆さまからの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
ご寄付の方法-クレジットカードの場合
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下記口座に直接お振込みいただくことで寄付が完了いたします。
口座名義:特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
口座番号:01760-4-153302
■みずほ銀行佐賀支店 普通預金
口座名義:特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
口座番号:3028540
お問い合わせ
■ 所在地 〒840-0854 佐賀県佐賀市八戸二丁目1番27-2号
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
■ Email info@japan-iddm.net
■ 電話 0952-20-2062 (受付時間:平日9:00から17:00 それ以外の時間は留守電となります)
■ FAX 050-3385-8940
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