徳島大学病院でTUFF-IPC移植(ファーストインヒューマン:人への初めての移植)が実施されました!

2026年05月26日

日本IDDMネットワークも研究費支援を行ってきた徳島大学病院の池本哲也教授のチームにより、2026年4月、医師主導治験として、脂肪から分離した自己脂肪幹細胞由来の新しいβ細胞(TUFF-IPC) が、世界で初めて1型糖尿病患者に投与されました。
この自家移植手術時間は約45分で終了し、術後経過は順調で、患者は既に退院されています。引き続き移植後360日目まで観察を継続されます。
なお今後、術後2か月までの経過観察結果を基に、第二症例目の実施に向けた準備を進める予定とのことです。
詳しくは、徳島大学のプレスリリースをご覧ください。

【プレスリリース】自己脂肪由来再生β細胞移植、世界初の臨床応用へ ― 徳島大学病院、1型糖尿病に対する医師主導治験で第一症例を実施 ― – 国立大学法人 徳島大学

これから、この”TUFF-IPC”を多くの患者に届けるためには大規模な治験(臨床試験)が必要です。まずは、先般実施した下記のふるさと納税クラウドファンディング(GCF)から4400万円の研究費助成を実施することといたしました。

そして、最終ゴールである、2034年ごろに”TUFF-IPC”が製薬(誰もが使える「くすり」)として広く1型糖尿病患者のもとに届くよう、このたび「TUFF-IPC自家移植基金」を設立し、継続的にこの研究費支援を行うことにしましたので、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

IDDMicon TUFF-IPC自家移植基金の詳細はこちらをご覧ください。

○ 医師主導治験とは:
国へ治療法の承認を申請するため、医師自らが行う治験(人を対象に有効性や安全性を調べる試験)のこと。
○ TUFF-IPCとは:
インスリン産生細胞(insulin producing cellの頭文字を取ってIPCと呼称、コードネームはTUFF-IPC)。患者自身の脂肪組織から得られた脂肪由来幹細胞を分化・誘導して作られた新しいβ細胞としての能力を持った細胞(再生医療技術を用いている)のこと。
○ 幹細胞とは:
臓器など私たちの体をつくる様々な細胞に変化(分化)できる能力と、同じ能力をもつ細胞に分裂する(自己複製する)能力をあわせもつ細胞のこと。