【第11回】霜田雅之先生によるバイオ人工膵島移植の進捗状況
2026年02月02日日本での移植実現に向けて尽力する国立健康危機管理機構の霜田雅之先生に、進捗状況を毎月報告していただいております。
第11回は、特殊なカプセルに封入したバイオ人工膵島機能を検出する実験開始の報告です。
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バイオ人工膵島移植の進捗状況(1月)
日頃より多大なるご支援とご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。現在の研究進捗状況についてご報告いたします。
バイオ人工膵島移植の実現には、ドナーとなるブタの安全性確保が不可欠です。先月、私たちは医療用ブタ開発機構より、医学的隔離条件下で飼育された、無菌状態と考えられるブタから膵臓を入手し、そこから無菌的に膵島を分離いたしました。採取した膵島は、慎重な培養プロセスを経た後、現在最適と考える方法で作成した特殊なカプセルへと封入しました。
現在、このカプセル化膵島を糖尿病モデルマウスへ移植するなど、その機能性を検証する実験を開始しています。もちろん医療における実用化には、一過性の成功ではなく長期的な安定性と安全性の証明が求められます。今後も実験を積み重ねる必要がありますが、着実に次のステップへ進むためのデータが集まりつつあります。
研究チーム一同、皆様からの貴重な支援が形となるよう、一つひとつのデータを真摯に分析し、慎重に研究を進めております。今後も科学的根拠に基づいた着実な開発に邁進してまいります。
引き続き、本プロジェクトへのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター
膵島移植診療科長、膵島移植センター長
国立国際医療研究所 膵島移植企業連携プロジェクトプロジェクト長
霜田雅之
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▼第11回報告記事はこちら
https://press-iddm.net/information/6740/
バイオ人工膵島移植分野の第一人者である松本慎一先生(日本初の膵島移植医で医療用ブタ開発のために自ら法人まで立ち上げられました)からも、毎月報告していただいております。合わせてご覧ください。
▼松本先生からの最新報告はこちら
https://press-iddm.net/information/6741/
これからも、希望する全ての患者がバイオ人工膵島移植を受けられる日を実現するために、霜田先生チームの日々は続きます。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
▼「移植サポーター」1型糖尿病“根治”に向けてご支援ください
https://readyfor.jp/projects/japanprotocol2025
▼バイオ人工膵島移植 -膵島補充療法- ジャパンプロトコール基金
https://japan-iddm.net/japanprotocol2025/







