【第2回】霜田雅之先生によるバイオ人工膵島移植の進捗状況

2025年04月25日

日本での移植実現に向けて尽力を続ける国立健康危機管理機構の霜田雅之先生に、進捗状況を毎月報告していただいております。第2回は、現在どのようなことに取り組んでいるのか、また今後の臨床試験(人を対象にした試験)に向けての準備について等を報告いただいております。
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霜田雅之先生によるバイオ人工膵島移植の進捗状況(4月)

バイオ人工膵島の技術開発については、現在も鋭意準備を進めております。これまでの取り組みを基盤に、各工程の確認や準備を丁寧に行っています。
特に、前臨床試験(動物による実験)に向けた計画の調整や、使用するブタの製造体制の構築を行っており、今後の実験に向けて進行中です。また、「医療用ブタ開発機構」との情報共有や技術的な打ち合わせも継続して行っており、今後の展開に向けた連携体制も進んでいます。
また安全性に対する体制強化も引き続き進めており、感染症対策の体制構築を行っています。
現在は大きな発表ができる段階には至っておりませんが、着実な歩みを重ねることで、より安全な臨床試験の実現を目指してまいります。

国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 
膵島移植診療科長、膵島移植センター長
国立国際医療研究所 膵島移植企業連携プロジェクトプロジェクト長
霜田雅之

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▼第2回報告記事はこちら
https://press-iddm.net/information/6607/
また、バイオ人工膵島移植分野の第一人者である松本慎一先生(日本初の膵島移植医で医療用ブタ開発のために自ら法人まで立ち上げられました)からも、毎月報告していただいております。合わせてご覧ください。

▼松本先生報告記事はこちら
https://press-iddm.net/information/6584/
引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。

▼バイオ人工膵島移植を応援する
https://www.furusato-tax.jp/gcf/3233?iddm_other