【第1回】霜田雅之先生によるバイオ人工膵島移植の進捗状況報告

2025年04月01日

根治に一番近い治療法と期待するバイオ人工膵島移植は、
・材料費高騰等により国産の膵島移植用ブタの誕生が2025年6月まで遅れる見込みとなったこと
・バイオ人工膵島の製造、品質管理に関する開発や大動物実験に関する費用の上昇に伴い、必要な資金が確保できていないこと
・設備や機器のメーカーの人員不足や供給の逼迫や協働している企業との協議にさらに時間を要すること
・国の「異種移植に関する専門委員会」(2025年1月30日設置)による安全性、科学的妥当性、生命倫理等の多角的視点からの評価が追加で必要になったこと
注)再生医療等安全性確保法のもとで実施する異種移植の実施に関する審査にあたって、予備的な評価の場として「異種移植に関する専門委員会」が設置されることになりました。
などの理由で、日本での2025年の実現が困難になり、ファーストインヒューマン(最初の人への移植)が遅れる見通しとなりました。

しかしながら、日本での移植実現に向けて尽力を続ける国立健康危機管理機構の霜田雅之先生に、進捗状況を毎月報告していただくことなりました。

また、バイオ人工膵島移植分野の第一人者である松本慎一先生(日本初の膵島移植医で医療用ブタ開発のために自ら法人まで立ち上げられました)からも、毎月報告していただいております。合わせてご覧ください。

▼第1回報告記事はこちら
https://press-iddm.net/diabetes/iddm/6562/

▼松本先生報告記事はこちら
https://press-iddm.net/information/6527/

引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。

▼バイオ人工膵島移植を応援する
https://bit.ly/3YtgOo4