第3回山田和彦賞受賞者決定のお知らせ
-松本慎一国立国際医療研究センター膵島移植プロジェクト研究アドバイザー-
2021年02月12日
2017年に1型糖尿病患者のご遺族からの寄付(3000万円)を財源に「山田和彦賞」を創設しました。山田和彦様は生前より、ご自身の財産の一部を1型糖尿病の根治実現に貢献できる研究に提供したいとのご意向でした。
この賞は、これまでの研究業績、さらにこれからの1型糖尿病根絶に向けた研究推進、そして日本の当研究分野を牽引していただける研究者に、その期待を込めて贈るものです。
第3回目となる今回の受賞者(副賞1000万円)として、2004年に日本で初めて膵島移植を行い、その後、膵島移植の実用化に向けて尽力された松本慎一氏に決定しました。
授賞式と受賞記念講演会は2021年5月15日(土)に開催いたします。
第1回山田和彦賞(2018年):山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長
第2回山田和彦賞(2019年):坂口志文大阪大学栄誉教授
■受賞者
松本慎一国立国際医療研究センター膵島移植プロジェクト研究アドバイザー
■受賞理由
松本慎一氏は、2004年に日本で初めて膵島移植を行い、2005年には世界初の生体膵島移植に成功されました。その後も、膵島移植の実用化に向けて尽力され、2020年4月には膵島移植が保険適用となりました。
さらにブタ膵島を用いた異種移植においても、日本のリーダーとして、当技術の研究開発を推進・牽引し、2025年にバイオ人工膵島移植による「1型糖尿病の根治術の確立」を目指しておられます。
【第3回山田和彦賞 授賞式および受賞記念講演】
日時 2021年5月15日(土) 13:30開始
※ 授賞式及び受賞記念講演は「日本IDDMネットワーク25周年イベント」のプログラムとしてオンライン配信いたします。