日本IDDMネットワークのミッション
インスリン補充が必須な患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指します。
その当面のゴールは、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、究極の目標は”1型糖尿病の根絶(=治療+根治+予防)”です。
また、創立26年を経過し、その間に培ったノウハウを社会に還元し、自発的な市民社会の構築に寄与することを目指します。
- 研究者の根治計画
松本慎一先生(国立国際医療研究センター膵島移植プロジェクト・研究アドバイザー)
日本IDDMネットワークの3つの約束
1 “救う”
-患者と家族の皆さんに、私たちの経験を還元します。
- 患者・家族への最新情報を提供し、最適な生活が得られるよう多様な選択肢を提示します。
- 医療や生活の相談充実に向けて、患者や家族同士による支援、教育、ピア・カウンセリングに取り組みます。
- 学校等での差別やいじめのない教育環境の実現を目指します。
- 就労の場での差別のない職場環境の実現を目指します。
- 20歳以上の患者対策として、公的支援の導入により質の高い療養が継続できるよう提言していきます。
- 20歳未満の患者対策として、小児慢性特定疾病対策や特別児童扶養手当といった既存制度の全国一律の運用、充実を提言していきます。
- 当法人の持つノウハウを社会課題の解決に向けて取り組む方々に提供します。
2 “つなぐ”
-患者・家族と研究者、医療者、関連企業、行政、そして社会とつなぎます。
- 医療機関、製薬企業と協力して、インスリン、ポンプ、SMBGといった多様な製剤、新しいデバイスによる療養環境の充実を図ります。
- 医療者と協力して、適切な食事・栄養指導を徹底させ、患者負担の軽減を図ります。
- 大規模な地震等の災害に備えるため、患者のとるべき行動を明らかにし、サポート体制整備への理解を図ります。
- 当法人の持つノウハウを通して社会課題の解決に取り組む方々との接点を増やし、1型糖尿病に対する社会の理解を深めます。
3 “解決”
-研究者の方々に研究費を助成し、1型糖尿病の根治への道を開きます。
2005年(平成17年)夏、私たちは新たな挑戦を始めました。『治らない』病気といわれてきた1型糖尿病を『治る』病気にかえるため「1型糖尿病研究基金」を設立し、1型糖尿病根治に向け情熱を持って真摯に挑戦する研究をサポートしていきます。
SDGsの取り組み
1型糖尿病の根絶に向けた活動を通じ、以下の3つのテーマでの目標達成を目指しています。
3. すべての人に健康と福祉を
“希望のバッグ” を贈ります
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
1型糖尿病の研究助成を行います
10. 人や国の不平等をなくそう
1型糖尿病に関する出版物・動画教材を発行します
「SDGs」とは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。2015年9月の国連サミットで採択され、国連に加盟する193か国が2030年までに達成すべき17の目標から構成されています。
SDGsとは?(外務省HP)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
日本IDDM ネットワークは、内閣府が設置した「地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム」に参画いたしました。
「地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム」は、SDGs の国内実施を促進し、より一層の地方創生につなげることを目的に、広範なステークホルダーとのパートナーシップを深める官民連携の場として内閣府により設置されました。