バイオ人工膵島移植プロジェクトへのご協力ありがとうございました!

2017年04月01日

 2015年から重点的に取り組んでまいりましたバイオ人工膵島移植プロジェクトへの研究助成ですが、皆さまのご協力により目標総額1.5億円を達成することができました。
 バイオ人工膵島の開発研究に加えて、医療用グレードのブタを育成するための施設整備、そこで育つブタの感染症検査体制の構築、その医療用豚をもとに実際にヒトに用いる膵島を作り出すCPC(細胞加工センター)整備という基盤が整いました。
 研究者の方々、企業の方々等関係者のご尽力により約3年でのバイオ人工膵島移植の臨床実現を心から願っております。

IDDMicon バイオ人工膵島移植プロジェクトの全容は下記をご覧ください。
  https://japan-iddm.net/wp-content/uploads/pdf/iddm170621.pdf

IDDMicon 助成研究の状況
<2015年度>

テーマ:臨床応用を目指したバイオ人工膵島移植の開発
研究者:霜田雅之(国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト プロジェクト長)
助成金:3,000万円 [佐賀県ふるさと寄付金(平成27年度交付分750万円,平成28年度交付分2,250万円)]
    [2015年6月2日-10月21日,11月20日-12月31日 ふるさとチョイス掲載プロジェクト]

テーマ:臨床応用にむけたバイオ人工膵島の長期生着に関する研究
研究者:小玉正太(福岡大学基盤研究機関 再生医学研究所 所長)
助成金:2,000万円 [佐賀県ふるさと寄付金(平成27年度交付分750万円,平成28年度交付分1,250万円)]
    [2015年6月2日-10月21日,11月20日-12月31日 ふるさとチョイス掲載プロジェクト]

<2016年度>

テーマ:バイオ人工膵島移植実現に向けた感染症検査体制の構築
研究者:井上亮(京都府立大学大学院生命環境科学研究科動物機能学研究室講師)
助成金:1,000万円 [佐賀県ふるさと寄付金(平成28年度交付分)]
    [2015年11月20日-12月31日 ふるさとチョイス掲載プロジェクト]

テーマ:医療用ブタの作製に必須となるオペ室や無菌飼育室の設備整備に関する研究
研究者:長嶋比呂志(明治大学農学部生命科学科発生工学研究室教授)
助成金:1,500万円 [佐賀県ふるさと寄付金(平成28年度交付分)]
    [2015年11月20日-12月31日 ふるさとチョイス掲載プロジェクト]

テーマ:臨床応用を目指したバイオ人工膵島移植の開発
研究者:霜田雅之(国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト プロジェクト長)
助成金:4,500万円 [佐賀県ふるさと寄付金(平成28年度交付分)]
    [2016年4月26日-2017年3月31日 ふるさとチョイス掲載プロジェクト]

テーマ:医療用ブタの作製に必須となるオペ室や無菌飼育室の設備整備に関する研究(追加)
研究者:長嶋比呂志(明治大学農学部生命科学科発生工学研究室教授)
助成金:500万円

テーマ:臨床応用を目指したバイオ人工膵島移植の開発
研究者:霜田雅之(国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト プロジェクト長)
助成金:2,500万円 [佐賀県ふるさと寄付金(平成29年度交付分)]
    [2016年4月26日-2017年3月31日 ふるさとチョイス掲載プロジェクト]

【関連情報】
ブタの細胞、人への移植可能に 厚労省の研究班が報告(2016年5月27日 朝日新聞DIGITAL)
  http://www.asahi.com/articles/ASJ5W5V2NJ5WULBJ00W.html

「異種移植」の糖尿病治療施設、佐賀県ふるさと納税で助成(2017年03月15日 佐賀新聞)
  http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/413827

「ふるさと納税」で、1型糖尿病を治る病気へ(2017年3月22日 日経デジタルヘルス)
  http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/327442/032000117/?ST=health