佐賀大学への研究助成金(1000万円)贈呈式を実施しました。

2026年06月19日

 2026年6月19日(金)、佐賀県庁への日本IDDMネットワーク指定企業版ふるさと納税を財源とし、佐賀大学の永淵正法先生の研究グループに対し、1000万円の助成金贈呈式を行いました。
 佐賀大学からは、野出孝一学長、副島英伸医学部長、脇元直彦医学部事業部長、永淵正法客員研究員、Rasheda Perveen研究員が出席され、日本IDDMネットワークからは理事長の岩永幸三が出席いたしました。 


左から、永淵正法客員研究員(佐賀大学)、岩永(日本IDDMネットワーク)、野出孝一学長(佐賀大学)

■野出孝一佐賀大学学長から
 1型糖尿病はインスリン依存性の糖尿病で、予防ができません。一生涯インスリンを打つという大変な治療をおこないます。また合併症も大変多い疾患です。従来から1型糖尿病の根治は医学上大変大きな問題があります。そういった研究をしているのが永淵で、ご支援をいただいているのが日本IDDMネットワーク様です。このたびは多大なご支援をいただきましてありがとうございます。
 日本IDDMネットワーク様は2005年に1型糖尿病研究基金を設立され、これまで187件、10億3,025万円という多大な研究費助成を行っておられます。本学には今回で9件目、累計で1億770万円の助成をいただいておりまして、誠にありがとうございます。今年度につきましても、永淵客員研究員の糖尿病原因ウイルスを特定してワクチンの開発に繋げるためのプロジェクトに対しまして引き続きご支援をいただくことができまして感謝申し上げます。
 永淵客員研究員は、現在バングラデシュ出身のRasheda Perveenさんと共に人のウイルス糖尿病を模倣して最高レベルの感受性を有するモデルマウスを作成しまして、糖尿病を発生させるコクサッキーBウイルスを特定することを目的として懸命に研究に取り組んでおられます。先程お聞きしますと非常にいいモデルができたということで、一つの研究のブレイクスルーに至ったということです。
 これも一重に日本IDDMネットワーク様のお力添えがあってのものと強く思っております。今後とも継続的にお力添えを賜りますようによろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

研究助成について

以下の研究に助成を行いました。
〇研究課題名:ウイルス糖尿病予防コクサッキーBウイルスワクチン開発へ向けた基盤的研究とその展開
〇研究代表者:永淵正法佐賀大学医学部肝臓・糖尿病・内分泌内科客員研究員
〇助成額:1000万円
〇助成研究の内容:
 ウイルスによる糖尿病は、コクサッキーB群ウイルスが原因であると考えられていますが、その証明が困難なため予防ワクチンの開発は進んでいません。
 佐賀大学の永淵客員研究員等は、ウイルスに対する防御機能に必要なインターフェロンの刺激を伝える Tyrosinekinase2(TYK2)遺伝子がマウスとヒトに共通するウイルス糖尿病の感受性遺伝子であることを世界に先駆けて報告しました。最近、マウスがヒトのウイルスに対して感染しやすくなるように、その受容体を膵β細胞にもつ特別な遺伝子改変マウスを生み出すことに成功し、日本、米国への特許申請を行っています。
 現在、この研究成果を基礎として、糖尿病の原因ウイルスを、科学的根拠を持って、鋭敏に見つけることにより予防ワクチン開発に繋げるべく懸命に研究に取り組まれています。

▼研究概要はこちら
ウイルス糖尿病予防コクサッキーBウイルスワクチン開発へ向けた基盤的研究とその展開

▼日本IDDMネットワークを指定した佐賀県庁への企業版ふるさと納税はこちら
https://japan-iddm.net/news/info/34324/