群馬大学にて佐賀県庁への“日本IDDMネットワーク指定”ふるさと納税による研究助成金(2,000万円)の贈呈式を実施しました。

2021年04月26日

群馬大学への研究助成金贈呈式
2021年4月26日(月)、佐賀県庁への日本IDDMネットワーク指定ふるさと納税を活用したクラウドファンディングによるご寄付を財源とし、群馬大学 生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 白川純教授の研究グループへ研究助成金2,000万円の贈呈式を行いました。

群馬大学からは、石崎泰樹学長、白川純教授にご出席いただき、日本IDDMネットワークからは理事長の井上龍夫が出席いたしました。

【助成研究について】
〇研究課題名: ヒト膵島を用いた膵β細胞量増大の実現に向けた研究
○研究代表者: 白川 純(群馬大学 生体調節研究所 代謝疾患医科学分野 教授)
○助成額:2,000万円

【助成研究の内容】
1型糖尿病患者でも、膵臓の中にわずかに残っている、インスリンを分泌する膵β細胞を再び増やすことができれば、糖尿病状態からの回復が可能になると考えられています。しかし、動物モデルのみの実験ではヒトに応用することができません。

細胞の数を増やす機能を担う特定の分子の役割を、正確に解析できる動物モデルとヒト膵島を用いて両者を比較した実験を行い、効率的にヒトの膵 β細胞量を増やす方法をみつける研究を進めていきます。また、膵β細胞を増やす研究は世界中で行われていますが、日本人と欧米人とは糖尿病の病態が異なり、膵島および膵β細胞の機能も異なる面があると考えられています。そのため、日本人の膵島の機能を解析し、日本人の膵β細胞を増やす研究も展開します。

研究概要の詳細はこちら

 今回の研究助成金は、佐賀県庁へのふるさと納税を活用したクラウドファンディングで寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング®」で呼びかけた寄付金を財源としております。
 「移植ではない治療法」を確立し、難病の子どもたちを救いたい
  寄付募集期間:2020年11月2日~2021年1月30日

▶日本IDDMネットワークを指定した佐賀県庁へのふるさと納税はこちらから
https://japan-iddm.net/support/fund/furusato/