名古屋テレビ制作「テレメンタリー2023」での1型糖尿病患児の学校の対応などについて、東京都中野区の正式な見解を確認しました。
2023年08月04日テレビ朝日系列の名古屋テレビ制作「テレメンタリー2023」で1型糖尿病の患児の生活、学校での取り組みなどについてのドキュメンタリー番組が放映され、その中で日本IDDMネットワークが協力したアンケート結果の一部が紹介されました。
この「テレメンタリー2023」の中で東京都中野区子ども教育部保育園・幼稚園課長の発言とそれに伴うナレーションで、同区内の幼稚園・保育園での1型糖尿病患児の受け入れについて「中野区では公立・私立ともに、家族がインスリンを打ちに来る場合も含めて保育園・幼稚園・こども園で1型のお子さんを受け入れていない。」という内容がありました。
日本IDDMネットワークであらためて正式見解を確認したところ、中野区としては「これまでも保護者が責任もって園内でのインスリン注射や血糖測定などの医療行為を行う場合は保護者・園・区が、受け入れることを前提としたうえで協議を行い、事実として受け入れてきており、今後もこの方針に変わりはない。」とのことです。
また、同区では2021年9月に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」に基づき、現在看護師派遣・配置についてもその準備を進めており、よりよい環境で医療的ケアが実施できることを目指しているとのことでした。
いちがたっこ~子どもを突然襲う“1型糖尿病” インフル感染後に発症のケースも…「学校での注射、アメに理解を!」つながる患者家族と治療最前線【テレメンタリー2023】