【第10回】松本慎一先生によるバイオ人工膵島移植の進捗状況
2026年01月09日日本でのバイオ人工膵島移植実現に向けて、その進捗状況を、この分野の第一人者である松本慎一先生(日本初の膵島移植医で医療用ブタ開発のために自ら法人まで立ち上げられました)より毎月報告していただいています。
第10回は、まさに命がけの松本先生の取り組みです。ご自身の体を大事にしていただいてバイオ人工膵島移植の実現をお願いいたします。
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バイオ人工膵島移植の進捗(第10回)
松本慎一
2025年12月3日、一般社団法人医療用ブタ開発機構の施設内で、バイオ人工膵島移植に用いるべく準備をしている医療用ブタの1号の出産に成功しました。2004年1月に、日本で初めてヒトの心停止ドナーから膵島分離してから20年以上たちますが、同じような感動を覚えました。当日は、報道カメラも入りましたので、テレビで近い将来放送されるかもしれません。
その後、生まれた仔豚を2週間無菌的に飼育し、12月23日にそのブタからの膵臓を摘出しました。同日、そのブタの膵臓から膵島分離に成功しました。今後、年をまたいで分離した膵島を培養し、2026年1月中には、膵島の検査を実施する予定です。これで、バイオ人工膵島移植実施のための、すべての技術を確認することができました。
私自身、実は12月22日に大腸ポリープ切除術を受けていて、切除部位からの出血による下血に気が付いていたのですが、23日のブタの手術がどうしてもしたくて無理をしてしまい、24日にはショック状態になりました。救急車のお世話になり緊急入院をして、一命をとりとめました。低血圧発作で意識を失う恐ろしさを自分で体験しました。改めて重症低血糖を防ぐためのバイオ人工膵島移植を一日でも早く完成したいと思いました。
技術的にすべてパーツが揃いました。これで、前臨床試験(人への有効性や安全性を評価する動物での試験)へと進む準備が整ったのですが、前臨床試験にはとてもお金がかかります。この資金のためのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
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▼第10回報告記事はこちら
https://press-iddm.net/diabetes/6733/
バイオ人工膵島移植の研究を続ける国立健康危機管理機構の霜田雅之先生にも、毎月報告していただいております。合わせてご覧ください。
▼霜田先生からの最新報告はこちら
https://press-iddm.net/diabetes/iddm/6730/
これからも、希望する全ての患者がバイオ人工膵島移植を受けられる日を実現するために、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
▼「移植サポーター」1型糖尿病“根治”に向けてご支援ください
https://readyfor.jp/projects/japanprotocol2025
▼「AIスマートロボットでかなえる 1型糖尿病が治る日」をふるさと納税でご支援ください。
https://furusato-forgood.jp/projects/000353
▼”バイオ人工膵島量産化2035”募金のお願い
https://japan-iddm.net/support/fund/mp100/







