第2回 イラストコンテスト受賞結果・応募作品の紹介

2025年12月05日

日本IDDMネットワーク主催「第2回 1型糖尿病患児 イラストコンテスト」 を実施いたしました。たくさんのご応募の中から、審査員投票、一般投票を経て受賞作品が決定いたしましたので、ご報告いたします。また応募いただいた全24作品もご覧いただけます。

今回のコンテストでは、1型糖尿病とともに生きる子どもたちが、「1型糖尿病が治ったら」というテーマで日々の想いや願い、自由な発想を込めた素晴らしい作品を描いてくれました。

どの作品も、その背景やメッセージを知ることで、より深い想いを感じていただけます。

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リリースされ次第こちらのページでお知らせいたします。
売り上げの一部が日本IDDMネットワークの活動に寄付されます。

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受賞作品のご紹介


最優秀作品賞
世界中を食べ歩く日を夢見て  りいちゃん/小5

昨年の冬、1型糖尿病を発症しました。インスリン注射、血糖測定、血糖のコントロール、全てが手探りの日々ですが、家族の支え、学校の先生方やお友達の温かい見守り、そして主治医の先生の優しいお言葉に包まれて、毎日、前を向いて頑張っています。食べるのが大好きな私。もし治ったら、世界中を旅して、各国のおいしい料理やまだ食べたことのない料理を、糖質や注射のことを気にせず味わいたいです。「おいしい!」と笑顔で言えるその瞬間を、心から夢見ています。


日本リコス賞
自由に泳げる  こなつ/小4

私は今年の2月に1型糖尿病を発症しました。発症する前にはスイミングスクールに通っていましたが発症後すぐに辞める事になりました。泳ぐ事が大好きですが水の中で急に体調が悪くなる事が不安な為、もう一度通う事が難しいです。糖尿病が治ったらキラキラした水の中を自由に泳ぎたいです。
池江璃花子選手も病気に負けず頑張っている姿を見てすごいなと思いました。
私もいつか糖尿病が治る事を信じて頑張っていきたいです。


江崎グリコ賞
みんなでごはん  みお/小3

注射をせず、血糖の値も気にせずに家族で楽しくごはんを食べたいです。去年まで当たり前だったことが、病気になってすごく幸せだったなと感じます。
いつかまたその日常に戻れることを信じて頑張ります。


 

応募作品一覧


かぞくでアイスクリーム
ななか/小1

かぞくでアイスをたべにいく。
みんなおしゃれしてカラコンをパパいがいつけて、
じぶんはきいろで ねえねはあかで ママはぴんくのカラコン。

オレは選手になる!
そーた/小1

インスリンポンプ を使用してサッカーをしています。思い切ったプレイをするとポンプが壊れそうなので全力プレイができません。外してサッカーをすると高血糖になり走れなくなります。その逆で低血糖になることも多いです。サッカーをしたいのに見学することや、休むことが一番悔しいです。
治ったら思いっきりダイビングヘッドやオーバーヘッドをして点を決めたいです。

きぼうで食べる からあげとぎょうざ
みほ/小2

病気が治ったら、いろんな所に行って、いろんな物を食べたい。
”きぼう”の中で宇宙飛行士さんの服を着て、大好きなぎょうざとからあげを無重力空間で浮きながら食べたい。
宇宙に興味津々で国際宇宙ステーション実験棟きぼう等から配信される動画や写真が大好きで、青く輝く地球、
大きな太陽光パネルを書きました。

感謝
がんばろくん/小6

糖尿病が治ったら2型糖尿病の人たちを応援したい

自由な世界旅行
ゆうと/小5

ぼくは1型糖尿病だけど、いつか何も気にせず海外に留学してみたいです。前に家族で外国に行ったときは
インスリンの準備がすごく大変で、もし旅行中にトラブルがあったらどうしようと不安でした。でも世界には行ってみたい国がたくさんあります。いろんな国でおいしいものを食べたり、友だちとスポーツしたり、勉強したりしたいです。血糖値のことを気にせずに、どこでも自由に動けるようになったらいいなと思い
ます。そんな未来のために自分でもできることを少しずつがんばりたいです。

甘いもの一杯食べたい
にんじゃ/小6

私は絵を描くのが大好きです。私のシンプルな願いは、もし1型が治ったら
血糖値を気にせず甘いものを一杯食べたいなあ!
私にとって絵を描く事は、痛み、嫌悪、怒り、悲しみから解放する事です。
その後は、良いエネルギーが満ちてきます。

温泉楽しむぞー!
さらぴっぴ/小2

私は温泉が大好きです。
ジェットバスや炭酸風呂や露天風呂など温泉には好きなものがいっぱいで楽しいので、ポンプや血糖値のことを気にせずにいろんな種類のお風呂に入って
ずっと楽しんでいたいです。

なりたい自分に一直線
ゆい/小3

3歳の時に1型糖尿病と診断され入院生活をしました。もしこの病気が治ることがあったら家族に治ったよって伝えて友達の家でお泊まりをしたり数値を気にせずいっぱい食べて低血糖を気にせず走り続けたいです。大人になったら結婚もしてお医者さんになって病気で苦しんでる子に優しく手を差しのべて私が貰ったありがとうをたくさんあげたいです。お絵描きが大好きだから私の病気が治るまでのストーリーを描いた絵本を出して病気で苦しんでる人達に読んでほしいです。どんな病気もいつか必ず良くなるよって伝えられる本を描きたいです。

アイドルになりたい
まなちゃん/小2

今はみんなの前に立つのは恥ずかしいけど、病気が治ったら、たくさんのお客さんの前でステージに立ってキラキラしたアイドルになりたいです。

今度は俺が誰かの病気を治す
だいち/年長

1型糖尿病が治ったら何したい?と聞いたら「1型を治してくれた人がいるなら、今度は俺が誰かの病気を治したい」と。手を広げて笑っている人は大きくなってお医者さんになった自分。右上の建物は病院だそうです。締切の何日も前に描き終わり色を塗るのを待ちましたが、本人が白黒でいい!ということでこのまま出します。

おかしのゆめ
いそら/年長

チックンしないで、おかしをどんどんどんどん、どんどんどんどん食べていく。
おいしそうな絵をかきたくて、絵の具をつかって細かいところまでがんばりました。

自由に食べ歩きしたい!
あいりんご/小6

食べ歩きをするときは、いつも食べる前にインスリン注射を打っているけれど、1型糖尿病が治ったら血糖値を気にしたりせず、自由に好きなものをいっぱい食べたい。食べ歩きの通りは、人が多かったりしてインスリンを打つにも大変だったけれど、買ったらすぐに食べれるから治ったら食べ歩きがしたい!

みんなとおやつパーティー
やました れん/小2

お友達と遊んでいた時に、突然始まったおやつパーティー!インスリン持ってきて
なかったから食べれなかったことがありました。友達に「何で食べへんの?」って
聞かれて「おやつ食べてきたからいらない」って言ったけどほんとは食べたかったな。

家族みんなで 雲より高く富士登山
ひろと/小5

低血糖や注射を気にせず、思いっきり体を動かしたい。
1型でもできることはたくさんあるけど、低血糖の心配や補食や注射の
持ち運びなどを全く気にせず、家族みんなで富士山に登ってる絵を描きました。

夢の食べ歩き
いちか/小4

今年の夏に1型糖尿病になり、夏休みは入院で終わりました。家族でのお出かけや
旅行で大好きだった食べ歩き。退院してから行けてないので、今の夢の食べ歩きをしている所を描きました。何も気にせず、大好きな甘いものをいっぱいたべたいです。

給食当番
いわき はるさん/小2

わたしは1型糖尿病がなおったら、給食当番をさいしょからさいごまでやりたいです。
なぜかというとインスリンをうつから給食当番をぜんぶはできないからです。
それにみんなと給食当番をやるのはたのしいと思うからです。
わたしはいつも給食がひかってると思うので、それを絵にかきました。

全国のご当地グルメを 食べ尽くす旅に行きたい
えみい/小6

血糖やカロリーなどを気にせずにいろんな県の有名な食べ物を探して爆食いしたいから。糖尿病だったら旅行に行くにも注射や、針などをたくさん持って行かないといけなくて大変だし、治ってなくてもできることだけど治ってからのほうがなにも気にせずに楽しめると思ったから。

いっぱい遊ぶぞ!!
みっちゃん/小3

友だちとプールに行った時にひどい低血糖になってつらかったので、
血糖値を気にせず食べたり休んだりしなくていいようになりたい。
時間いっぱい全力で遊びたいです。

自由な食事
ゆうと/小6

1型糖尿病だから炭水化物の量を計算しないといけないけど、1型糖尿病が治ったら計算せずに自由に食べられるから、夢のような量の食べ物を見て、「一度でもいいから自由に食べてみたかった。」という気持ちになりたいと思ってこの絵をかきました。

1型糖尿病が治るようになった 世界でも
にこりん/中1

もし1型糖尿病が治る時代が来たとしても、私は1型糖尿病のことをどういう病気でどういう治療をしてきたか、そして何より私たちがどのように向き合って共に生きてきたか。それを後世に伝えたいです。私は絵を描くことが大好きです。絵の世界でこの気持ちを表現してみました。これからも自分の絵を通して、1型糖尿病のことを伝えていきたいです。

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本イベントについて


https://japan-iddm.net/news/info/34665/

イラストコンテスト2025 結果発表


本企画の結果発表をYoutubeのライブ配信にて実施いたしました。その際の動画をご覧いただけます。