日本IDDMネットワークの【1型糖尿病「治らない」から「治る」へ-“不可能を可能にする”を応援する100人委員】の坂口志文先生が、ノーベル生理学・医学賞に決定しました!

2025年10月06日


「1型糖尿病」は代表的な自己免疫疾患(免疫反応の暴走による疾患)です。この過剰な免疫反応の暴走を抑える「制御性T細胞」を坂口志文教授が発見され、その異常が自己免疫疾患の直接的原因の一つである可能性を示されました。

この業績は1型糖尿病の発症メカニズムの解明、1型糖尿病の根治療法の確立(膵島を攻撃するリンパ球の制御、残存膵島の保護・再生、膵島移植の効率向上など)に大きな可能性を拓くものと期待し、2019年9月16日に大阪大学中之島センター佐治敬三メモリアルホールで、第2回山田和彦賞授賞式および記念講演を開催していました。

この賞は、1型糖尿病で亡くなられた山田和彦様の「自分の後に続く特に若い患者には1型糖尿病の“根治”が実現することを願う」というご遺志をもとに、ご遺族のご寄付(3000万円)により創設しました。
第1回の受賞者が、山中伸弥先生(当時:京都大学iPS細胞研究所長)で、第2回の受賞者が坂口志文先生です。

患者・家族の皆さん、1型糖尿病の治る未来に期待いたしましょう。
坂口先生、おめでとうございます!患者・家族もとても嬉しいです。