【第4回】霜田雅之先生によるバイオ人工膵島移植の進捗状況
2025年07月07日日本での移植実現に向けて尽力を続ける国立健康危機管理機構の霜田雅之先生に、進捗状況を毎月報告していただいております。
第4回は、バイオ人工膵島の製造方法開発を進めている様子等についてです。
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バイオ人工膵島移植の進捗状況(6月)
皆さま、いつも温かいご支援をありがとうございます。バイオ人工膵島プロジェクトの進捗を申し上げます。
現在連携しております一般社団法人医療用ブタ開発機構が整備中の衛生度の高いブタを供給するための設備の主要部分がほぼ完成しました。病原体検査の方法と合わせ、実際にこの設備から供給するブタの実験に向けて準備を進めています。
また、バイオ人工膵島の製造法開発を進めております。最近は、安定した均質な品質を保つための製造方法の開発に注力し、製品の規格化に努めています。
バイオ人工膵島移植実現に向けた多くのご寄付をいただき、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
今後も、臨床応用に向けて一層の努力を重ねてまいります。皆さまのご期待に応えられるよう精進してまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター
膵島移植診療科長、膵島移植センター長
国立国際医療研究所 膵島移植企業連携プロジェクトプロジェクト長
霜田雅之
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▼第4回報告記事はこちら
https://press-iddm.net/information/6632/
バイオ人工膵島移植分野の第一人者である松本慎一先生(日本初の膵島移植医で医療用ブタ開発のために自ら法人まで立ち上げられました)からも、毎月報告していただいております。合わせてご覧ください。
▼松本先生からの最新報告はこちら
https://press-iddm.net/information/6624/
これからも、希望する全ての患者がバイオ人工膵島移植を受けられる日を実現するために、霜田先生チームの日々は続きます。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
▼「移植サポーター」1型糖尿病“根治”に向けてご支援ください
https://readyfor.jp/projects/japanprotocol2025