1型糖尿病患児イラストコンテスト 受賞作品発表
2024年02月08日1型糖尿病患児イラストコンテストの受賞作品が決定いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
1型糖尿病だと宇宙飛行士になれないかもと聞きました。
1型糖尿病が治ったら、宇宙飛行士になって宇宙に行って宇宙人に会いたいです。
大好きなジュースも宇宙でたくさん飲みたいです。
地球で飲むよりおいしいんじゃないかなと思います。
審査員 秋田大介さん(株式会社イマゴト 代表取締役)から
テーマも絵もコメントも大胆で豪快なのにとても丁寧な描き方をしています。
夢や野望は病気のあるなしに関係なく、大きく持った方が良い。まさにそれを語っている絵ですね。
私は日常生活の中で、「なんで私だけ」と思うことが幾度とあります。例えば、給食時間に私だけ職員室に行って、血糖測定をしなければなりません。その間みんなは給食当番を着々と進めています。体育の時間には血糖値が下がり過ぎない様常に自分の体調に目を向けなければなりません。しかし私はそう思う時こそ、苦しくなっても、悲しくなっても、−(マイナス)に考えるよりも、+(プラス)に考えることを心がけています。頭の中の+思考を絵の+思考に移し替えて、描いてみました。少し前は、1型糖尿病が治ったら血糖測定をしたりインスリンの単位量を考えたりせずに、好きな物をたくさん食べたいと思っていました。最近ではバトミントンを習い始めて、血糖値のことを少しも考えずに、バトミントンだけに、力一杯打ち込みたいと思っています。夢はバドミントン選手です。バドミントン選手になって、1型糖尿病でもなんでも出来ると言う事をみんなにわかってもらえるようにバドミントンを精一杯頑張りたいです。
審査員 くさかみなこさん(絵本作家)から
カラフルな色合いやバドミントンをプレイしているときの躍動感が素晴らしいと思いました。
病気になっていろいろと大変なことはあると思いますが、作者の明るい気持ちが作品全体から伝わり、見ている私たちの気持ちも明るくしてくれるようです。
幼稚園の時に病気でお泊り会に参加できなかったので、治ったらお友達とお泊り会をしたいと思いました。お友達と夜まで楽しく遊びたいです。
審査員 山本麻未(一般社団法人キフクリエイト キフマガジンKEEFU 編集長)さんから
夢や希望で絵と全体の世界観に現われていて良い作品だと思います。優しい世界観がみっちゃんさんの内側を映し出している感じが引き込まれる作品でした。
日本リコス賞
たくさん食べたいな べやパパの一番弟子(10歳)
病気がなおったら好きな食べ物をお腹いっぱい好きなだけ食べたいので好きな食べ物をたくさん描きました。独学でデジタルのお絵描きを勉強中です。
日本リコス株式会社 取締役(開発担当) 松永範久さんから
この度は、日本リコス主催のイラストコンテストにご参加頂き、ありがとうございます。
そして、「日本リコス賞」の受賞、おめでとうございます。
今回、賞を決めさせて頂くにあたって日本リコスの従業員全員に、みなさんのイラストを公開して、投票制にて選ばせて頂きました。それぞれに、みなさんの想いが乗っていて、すべてが心に響くイラストでした。
その中でも「べやパパの1番弟子」さんのイラストに、もっとも多くの票が集まりました。
「たくさんたべたい」という、まっすぐなお気持ちが日本リコスの従業員に響いたのだと思います。
育ち盛りの時に、食べたい想いを我慢するということは、言葉で表現する以上に、とても大変でツライことだと改めて痛感しています。
私達は、100%植物由来の「ステビアヘルス」を、甘さを犠牲にせず、 且つ血糖値を気にせずに、毎日の食事を美味しく皆様の役に立てることを願って作りました。
日本リコスも食品会社として、今後「食」を通して皆様の笑顔につながる活動をしていきたいと思います。
日本IDDMネットワーク様を始め、関係者の方々がきっと明るい未来を一つずつ切り拓いて下さると思います。
私達も「食」の方面から、みなさんを応援していきたいと思います。今後も病気に負けず、頑張ってください。」