「インスリン分泌が枯渇した1型糖尿病」の患者数が国の調査研究で明らかになりました。

2018年08月30日

「インスリン分泌が枯渇した1型糖尿病」の患者数が国の調査研究で明らかになりました。

 厚生労働省の科学研究費補助金でこの2年間(2016年~2017年度)進められてきた1型糖尿病の疫学的調査「1型糖尿病の実態調査、客観的診断基準、日常生活・社会生活に着目した重症度評価の作成に関する研究」が今年の3月末で終了し、8月にその総合報告書が公表されました。

 その中で、我国の「インスリン分泌が枯渇した1型糖尿病」の患者数として約10万人~14万人(有病率で表すと0.09%~0.11%)であること、そして重症度分類を考慮したその確実な診断基準として、空腹時のCペプチドの値が0.1ng/ml以下であることが示されました。

 詳細は以下の総合報告書(2016年度~2017年度)を参照ください。
 https://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD02.do?resrchNum=201709008B