「大規模災害時における要援護者避難訓練」について
2008年03月09日
大規模災害時における要援護者避難訓練を開催します 特定非営利活動法人佐賀県難病支援ネットワーク |
1 趣旨 平成16年、全国各地で集中豪雨時が多発して多くの方が犠牲になりましたが、亡くなった方の大半が避難に必要な情報を得られなかった、または、身体障害などで素早く避難する手段を持っていない高齢者等であったことから、情報伝達及び高齢者等の避難支援に関する「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」(内閣府)がまとめられました。 ガイドラインでは災害時要援護者情報の収集、共有、避難支援プランの作成による避難支援のしくみづくりを呼びかけており、これを受けて多くの自治体が「災害時要援護者の避難支援」について取り組みを開始しました。 しかし、内閣府の働きかけで始まったこの「災害時要援護者登録」ですが、個人情報の扱いを慎重に考えるため要援護者登録が進まなかったり、登録後に各地域でどう活用してよいのか具体的に不明確であったりと様々な課題を抱えています。 そこでこの度、難病患者、高齢者、障害者等の災害時の要援護者、その家族、地域住民、防災NPO、要援護者を支援するNPO、医療機関、企業、行政等幅広い関係者が一緒になって大規模災害時における要援護者の行動、支援のあり方を考えます。 |
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○すべての参加者 ・大規模災害時の避難の段取りを理解する。 ・避難訓練しておくことの大切さを理解する。 ○要援護者 ・地域の支援者の人たちと実際に接する機会を持つ。 ・実際に想定されている避難所まで行ってみる、見てみる。 ・避難所に避難できそうか? できなさそうならなぜか?を考える。 ・どんな手助け、設備等があれば安全に避難できるか考える。 ○地域の支援者や行政担当者等(要援護者以外の参加者) ・要援護者に実際に接する機会を持つ。 ・共に避難行動してみて、どんな支援ができるか考える。 ・他の地域でも同様の避難訓練ができるようになってもらう。 |
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2 主催 ○特定非営利活動法人佐賀県難病支援ネットワーク 〒840-0814 佐賀市成章町5-2(ハローワーク佐賀の東隣) TEL&FAX 0952-27-0855 E-mail sagapref-nanbyo@b1.bunbun.ne.jp http://www2.bunbun.ne.jp/~sagapref-nanbyo/ ○特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク ※IDDMとは、インスリン依存型糖尿病(1型糖尿病)のことで、インスリンという薬を毎日数回注射しないと数日で死に至る病気です。日本での年間発症率は10万人あたり1~2人と言われており、糖尿病患者の99%を占める2型(成人型)糖尿病とは原因も治療の考え方も異なります。 〒840-0801 佐賀県佐賀市駅前中央1丁目8-32 iスクエアビル3F 市民活動プラザ内 レターケースNo.42 TEL&FAX 0952-20-2062 E-mail https://japan-iddm.net/ 3 共催 佐賀市立勧興公民館 〒840-0814 佐賀市成章町3番18号 TEL 0952-23-6303 E-mail kankou@po.bunbun.ne.jp http://www.city.saga.lg.jp/contents.jsp?id=3274 4 助言 三重県防災ボランティアコーディネーター養成協議会 〒516-0005 三重県伊勢市竹ヶ鼻町170-1 E-mail webmaster@v-bosaimie.jp http://www.v-bosaimie.jp/ 5 後援 佐賀県、佐賀市、佐賀県民災害ボランティアセンター |
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6 日時 平成20年3月9日(日)9時30分~13時30分 7 会場 佐賀県難病相談・支援センター(佐賀市成章町5-2:ハローワーク佐賀の東隣)、佐賀市勧興地区収容避難所(勧興小学校)など佐賀市勧興地区 |
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8 参加者 災害時要援護者(難病患者、障害者、高齢者等)、医療関係者、防災関係者、行政、佐賀市勧興地区住民の方々、防災NPO(CSO)、要援護者を支援するNPO(CSO)等 ※CSOとは:Civil Society Organizations(市民社会組織)の略で、NPO法人、市民活動・ボランティア団体(以上志縁組織)に限らず、自治会・町内会、婦人会、老人会、PTA(以上地縁組織)といった組織・団体も含めて、「CSO」と呼称します。 |
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9 内容(予定) (1)主催者からの趣旨説明 9:30~ 9:35(会場:佐賀県難病相談・支援センター) (2)阪神・淡路大震災の体験談 9:35~10:00(会場:佐賀県難病相談・支援センター) 森地一夫さん 特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク会員(IDDM患者) 日本ボーイスカウト兵庫連盟 県連盟副コミッショナー (3)全体レクチャー 10:00~10:20(会場:佐賀県難病相談・支援センター) 山本康史さん 三重県防災ボランティアコーディネーター養成協議会議長 ・避難訓練の目的の共有、具体的な訓練の進め方、注意点や注目点 (4)訓練班分け、自己紹介 10:20~10:30(会場:佐賀県難病相談・支援センター) ・モデルとなる要援護者を中心に班分け (5)避難訓練 10:30~11:30(会場:勧興校区) ・モデルとなる要援護者宅に移動 ・要援護者宅から避難場所(勧興小学校)まで実際に移動 (6)各班で避難路について意見交換 11:30~12:15(会場:勧興小学校) (7)避難所についての意見交換 12:15~13:15(会場:勧興小学校) ・避難所に送られてくる食事を想定して食べてみる。 (昼食:コンビニおにぎり、菓子パン等実際に避難所に送られてくるもの) ・会場(避難場所)で要援護者が実際に避難生活を送れるかどうか考える。 (8)まとめ 13:15~13:30(会場:勧興小学校) 山本康史さん 三重県防災ボランティアコーディネーター養成協議会議長 |
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10 問い合わせ先 ○特定非営利活動法人佐賀県難病支援ネットワーク 理事長 三原睦子 TEL:0952-27-0855 E-mail:sagapref-nanbyo@b1.bunbun.ne.jp または ○特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 事務局長 岩永幸三 TEL:0952-20-2062 E-mail:dm01@po.saganet.ne.jp(岩永) 11 その他 この事業は、佐賀県の世界炎博記念地域活性化事業(地域活動活性化枠)の補助を受けて実施します。 |