海外でのインスリン補充

海外留学・駐在や海外旅行する際のインスリン補充の留意点を掲載しています。

よくある質問

1型糖尿病で旅行先で医療機関を受診した場合は保険でカバーされますか。

保険でのカバーの有無などについては「海外旅行保険」商品ごとに条件が異なりますので、それぞれの保険会社にご確認ください。

海外でのインスリン製剤は薬局などで簡単に手に入りますか。

インスリン製剤メーカーは、世界的に供給されていますが、外国でのインスリン製剤の取り扱いについては各製薬企業にお問い合わせください。
また、その国の医療事情は日本にある各国の大使館(領事館)に確認することをお勧めします。

海外でインスリン用の注射器やポンプ、血糖測定器が故障したり紛失した場合にはどうやって入手できますか。

その国によって事情が異なりますので、まずはインスリンや機器を提供している国内の製薬企業にご確認ください。
国によっては街のドラッグストアなどで購入可能なところもあります。

旅行先で低血糖で医療機関にかかる可能性がありますが、その地域の専門医療機関を知りたいのですがどうすればよいですか。

短期の旅行でしたら、その旅行を手配する旅行会社にお尋ねしてみてはいかがでしょうか。
また、滞在国の在日本大使館や領事館へ、その国の医療事情や個別の地域における専門医療機関を尋ねてはいかがでしょうか。
長期滞在(駐在や留学)の場合には滞在先の職場や学校に問い合わせ、予め情報を収集しておくことを勧めます。
例えば、米国でしたらJDRFという1型糖尿病の「患者支援団体」があります。
米国の多くの州にはJDRFの支部がありますので、下記のページを参照され、連絡を取ってみるのもよいでしょう。
https://www.jdrf.org/chapter-finder/
また、JDRFは米国以外の以下の国にも支部があるので、下記URLからその国への留学や駐在の際には一度連絡をしてみてはいかがでしょうか。
オーストラリア、カナダ、イスラエル、オランダ、イギリス
https://www.jdrf.org/about/international-affiliates/

留学や駐在先に日本からインスリンを送ることができますか。

一般的に医療用医薬品(医師からの処方箋が必要な医薬品)の持ち出しには渡航先の国によって制限が様々です。以下の厚生労働省のWEBをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html
また、インスリンについては渡航時の持ち出しについては以下も参照してください。
https://dm-net.co.jp/ichigata/2007/09/026.php
医薬品(特にインスリンは日本では劇薬扱い)の海外への送付は送り先の国の事情などで大きく変わりますので、厚生労働省や送付先の大使館に確認してください。